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後戻りのリスクが低い(舌癖防止)


裏側矯正は、後戻りのリスクを低減します

後戻りとは、矯正治療後に、矯正前の位置に歯が戻ろうとする状態を言います。その原因のひとつには舌癖があげられます。歯並びが悪くなる原因は人により様々ですが、多くの場合、舌癖などの悪習癖とされています。

例えば、出っ歯の方の原因の多くは、癖により食べ物を飲み込む時に舌で歯を押すことだと言われていますが、人が一日の間に600~2000回もの飲み込む動作を無意識にしていることからも納得できます。しかし、この舌癖を改善しなくては、矯正治療をしてせっかくきれいな歯並びになったとしても、歯を強く舌で押す力で後戻りしてしまうことになります。

何故、裏側矯正だと後戻りしにくい?

癖により舌で歯を押そうとした時、矯正装置が付いている事により歯を押す事を防ぐことができます。矯正装置が歯並びだけでなく、舌癖を矯正する役割も果たし、装置を外した後の後戻りのリスクを減らすことになるのです。

舌の正しい位置は、口を閉じて舌の先が上の前歯の根元から約1センチ奥に下がったタンスポットといわれる所です。(右図参照)



ただし、舌癖による後戻りのリスクが少ないというだけで、油断は禁物です。他の悪習癖があると、舌壁同様に、後戻りする可能性があるからです。また、主治医の言うことを守らず、リテーナーの装着を怠る事も後戻りの原因の一つです。再び、歯並びや噛み合わせに大きな影響を及ぼすことのないように、主治医の指導のもと、しっかりと自己管理をしていきましょう。