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後戻りしないために癖を治そう(口唇・舌トレーニング)


癖改善=後戻り防止

歯並びを悪くする原因となる舌癖。小さな頃からの癖であれば、自分自身で治すことはとても大変な事です。矯正治療で綺麗になった歯並びも、根本の癖を取り除かなければ後戻りするリスクがあります。そのため、正しい歯並び・噛み合わせを維持していくためには、歯の内側と外側に位置する舌や唇等の口腔周囲筋のバランスを整えるトレーニング(MFT)がとても大切になります。

口腔筋機能療法(MFT)とは?

MFT(Myo Functional Therapy)とは歯に関連している筋肉(舌・口唇・頬等)のバランスを整えるためのトレーニングです。トレーニングにより正しい咀嚼(噛み方)・嚥下(飲み込み方)を覚え、歯に無駄な力がかからない様にしていきます。

●咀嚼(そしゃく)
摂取した食物を歯で噛み砕くこと。
●嚥下(えんげ)
食物を口に取り込み、胃に至るまでの一連の過程。

MFTはどのようなことをするのか?

MFTは、2〜3週間に一度、医院にてプログラムに沿ってトレーニングを覚え、医院で教わった事を毎日家で5分〜10分練習を行ないます。

代表的なトレーニング方法

スポットポジション

普段何もしていない時や、飲み込みをするときに舌の先が触れる位置を覚えます。アイスクリームなどで使われているスティックを口の前で持って、舌の先をまっすぐに尖らせて、強く押し合います。

ホッピング

舌を上部に持ち上げる練習です。舌全体を上顎に吸い付けてから「ポン」と音を立てて下ろします。

早いうちにバランスの修正ができれば、噛み合わせの異常を未然に防ぐことも期待できます。定期的に経過を見ることで矯正治療を行うことなく、キレイな歯並び、正しい噛み合せになる可能性が出てきます。